SSERの原風景にはボクの子供のころの体験が下敷きにあった。それは夜の山道の深い闇に見た未知なる領域だと言っていい。 前に進めば、おでこに付けたランプが、周囲の陰を後ろに追いやり、 まるで夜の闇に何かが潜んでるように見えて怖さと妙な昂揚感を覚えた。

長じてパリダカに行くようになった頃には、日本でもバイクの世界ににこうしたラリーのコマ地図と、長い時間をキャンプをしながら走るという特異な経験を紹介したいという思いに支配された。

27年前1989年にTBIは誕生する。ちなみにパリダカは1979年に誕生するので、ボクは10年の後ろから彼らを追うことにした。

しかし時間と共に、TBIは四国を離れて日本縦断などを目指したり、システムの冒険の時代に入った。

システムというよりフォーマットのバリエーションという程度だが。それはまだ見ぬ風景を見たいという単純な発想ではあったが、その道すがらやはり多くの先人たちがその道を歩いていたことに気がつく。

もっと旅の困難な時代の渾身の足跡が日本の至る所にあり旅人は歌や俳句を残していた。

仏教世界では、南西の洋上に極楽浄土があると信じられ、若い僧たちがその地を目指して補陀落渡海に赴いたという。実にそれは割合近世まで続いていた。

彼らもまた彼らも魂の冒険家であったのだろうか。

とにかくTBI‐27年の歳月は、旅からそのような事をよく考えさせられた。まちを離れいわゆる一時的ではあれ俗世を離れて、自分の精神世界に身を置くという体験は貴重であると感じている。道すがら多くのお遍路さんの姿を見るし、狭い道ではすれ違うに違いない。それはまた自分の姿かもしれないと思おう。

万物斉同、荘子の中心的な思想だ。ともかく再び巡って来た陽光の季節を心から楽しみたい。

 

 

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